朗読 谷崎潤一郎『少将滋幹の母』㈠
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- Опубликовано: 9 фев 2025
- 谷崎潤一郎『少将滋幹の母』(全11回)
少将滋幹の母(帥の大納言の北の方・のちの本院の北の方)をめぐる男たちを描く王朝もの。※「北の方」とは妻のこと。
タイトルになっているわりに滋幹の存在は薄い。
(というか他の男たちが濃すぎる)
第一話は平中と本院の侍従とのやりとりが主で、「滋幹の母」のことは話題にすらのぼらない。
語注
・「睦奥紙」(みちのくがみ):もと陸奥から産したもので壇紙の皴のない厚手で白いもの。
・「河海抄」(かかいしょう):南北朝時代の古典学者四辻善成著の『源氏物語』注釈書。
・「勅撰集」(ちょくせんしゅう):勅撰和歌集。天皇または上皇、法皇の勅命により作られた歌集。
・「青隈」(あおくま):歌舞伎で、俳優が悪人や幽霊に扮するとき、顔を青く隈どること。
・「清涼殿」(せいりょうでん):内裏の中で天皇が常住する御殿だが、さまざまな儀式も行われた。
・「小蔀」(こじとみ):清涼殿の上の戸のほう、石灰壇の南壁上に設けられた蔀の小窓。天皇が殿上の間をご覧になるために造られた。
・「職事」(しきじ):蔵人頭、および五位、六位の蔵人(天皇に近侍して伝奏や雑事などをする人)の総称。
・「空薫きの香」:どこから匂ってくるのかわからない香の匂い。
谷崎潤一郎や源氏物語も朗読してくださってるのですね。古典文学が好きでもあったので、とても嬉しいです。あなたの声でまさに古典を復活させてくださっているということで、ほんとうに感謝です。
ありがとうございます。私自身、好きな世界を朗読することで、その世界に遊ばせてもらっている感じです。聞いていただいてありがとうごさいます。
鈴のような美しい声で速読されるとスポーツカーで軽快に走っているような
心地になる。しかもそれが十分に堪能できるのは、美しいことばによる、何よりも
わかりやすい文章においてである。谷崎の文章はいくら速く読まれてもついていける。
役立てています。😃
坂巻洋 さん
ありがとうございます😊